先日、脳波計というものを買いました。
脳波計というと病院にあるようなゴツい機械を連想する人もいるかもれませんが、僕が買ったのは簡易型のハンディタイプ。
頭に巻いて使うんです、ちょうど孫悟空の頭についている輪っかのようにおでこに当たるように。
このアイテム(今時の言葉ではガジェットというみたいですね)をスマホと組み合わせて使うと自分の脳波を自分で把握できるようになるんです。
脳波は私たちの様々なコンディションに大きな影響を与えているんですが、これを数値やグラフといった形で視覚化できます。
これがどんなに素晴らしい事がわかりますか?
人生って調子の良い時もあれば悪い時もあります。
調子の良い時と悪い時は脳波に違いがあります。
逆に言うと調子が悪い時でも脳波を自分でコントロールすれば、リカバリして良い状態に戻せるし、良い状態をずっとキープできます。(成功してる人は感覚的に脳波(調子)をコントロールする術を身につけている人が多いように感じます。)
意図的に脳波をコントロールする事をニューロフィードバックと言うそうです。
シリコンバレーを中心に注目が集まっています。
Macrotellect社製のBrainLink Lite V2.0を買ってみた
まずは買うまでに至った経緯を紹介しておきます。
脳波計に興味を持つようになったきっかけはイケハヤさんのYouTube動画です。
Muse(ミューズ)と言うハンディ脳波計を紹介しているのを見た時のインパクトを今でも忘れません。この動画を見て買う事を決めました。 (さすがイケハヤさんだ。影響力が凄い)
とはいえ僕が買った脳波計はミューズじゃないんですけどね。
買う直前まではミューズを買うつもりだったんですが、他社製品もある事を知ったんです。
ちょうど値引きでBrainLinkのほうがイケハヤさんの紹介しているMuseよりも1万円ほど安くなってました。
いろいろ迷いましたが、ブログを買いているなら、まだ誰もレビューしてないものをレビューしたほうが読んでくている人に有益です。
そういうわけで今回は「Muse」ではなくMacrotellect社製の「BrainLink Lite V2.0」を買いました。
BrainLink Liteを使ってみた感想・使用感について解説
画像などを使ってできるだけわかりやすく解説していきたいと思います。
ハンディタイプの脳波計を選ぶ時の参考にでもしてください。
見た目や大きさは
こんな感じです↓
長さ調整可能な革製のバンド(一部はゴム)に脳波計本体がくっついています。
バンドの裏側には脳波センサーが3個ついています。
この写真にも写ってますね、金属っぽく見える部分がそうです。
使用する前には充電が必要です。
この端末は充電が可能です。
(そもそも乾電池を使用するタイプだったら買ってません。)
短めのケーブルがついてますのでそれをパソコンのUSB穴につないで充電。
まだ確認はしてませんがスマホで使うような充電用アダプタも使用可能だと思います。
PCを持ってない人はそうするしかないですね。
日本語の説明書つき
この製品は中国製のようです。
でも、いちおう日本語にも対応しています。
紙の説明書とCD-Romの説明書がありました。
この点はMuseと違うところです。
英語はあまりわかりませんのでこの点はありがたいです。
ですが、使用する前にBluetooth接続するやり方などの説明がなかったりするなど、説明不足な印象を受けました。
自分はそういう操作は問題なくできますが、そういう操作が苦手な人の場合この時点で詰まる可能性があります。
今後、こういった点は改善して欲しいと思います。
説明不足です。
用意されているアプリ
日本語に対応したアプリは今のところ以下の3種類が用意されています。(2020年5月31日現在)
- BrainLink
- 基礎脳波検出
- 8分間瞑想
BrainLink
いわゆるチュートリアル用のアプリです。
このアプリを通じて脳波計BrainLinkの使い方が一通り理解できます。
でもそれだけではないんです。
トレーニングモードも用意されています。
集中力を高めるトレーニングとリラックスを練習するトレーニングの2種類があってこれがなかなか面白いです。
これはリラックスを訓練するモード↓
ちゃんとリラックスできていれば画面上の物体が浮き上がります。
右にあるゲージはリラックス度を表します。
うまくできている状態を一定時間キープすると画面上の物体が消滅して次のステージに進みます。
ステージが進むと物体が重くなり難易度が高まります。
今度はバスケットボールだ今度はより高いリラックスが必要です。
最後は鉄球です。
これが超難しいです。
僕は未だにこのステージがクリアできません(> <)
基礎脳波検出
このアプリは様々な脳波を同時に検出し記録してくれます。
便利だなと思ったのは比較機能です。
運動している時と瞑想している時、それぞれ脳波を測定して比較してみました。
こうやってグラフにして比較するとわかりやすいですね。
確かに瞑想している時にはアルファ波が高い数値で出ています。
僕は普段瞑想なんてしないど素人ですが、それでもやればちゃんと効果が出ているという事です。
その事実を数値として視覚化できるのは素晴らしい事だと思うんです。
現在、瞑想だけでなく勉強している時や筋トレの時などいろんな場面で活用しています。
8分間瞑想
様々な瞑想のトレーニングを脳波計BrainLinkと連動して行う事ができます。
最初は呼吸瞑想(マインドフルネス瞑想)しかできません。
他の瞑想はロックがかかっていますが回数をこなすうちに取り組める瞑想が増えるようになっているようです。
瞑想が終わると結果が表示されます。
これを見ればうまくできていたかどうかが一目瞭然です。
「リラックスできていません」が62%、、
ですが、テクノロジーの進歩でこんな事も簡単にわかるようになりました。
こうやって自分の脳波が簡単に「見える化」できる時代になったんです。
ちなみに行った瞑想は全てデータとして蓄積されます。
消さない限りは残りますので後で進歩を確認するのに便利だと思います。
このアプリを知ってから僕は瞑想が楽しくなりました。
瞑想は苦行ではないという事が実感できました。
これまでは雑念ばかりが浮かぶだけで全然効果など感じなかったですが、脳波をリアルタイムで測定しながらだと不思議とうまくできてしまいます。
イケハヤさんの言っていたことは本当でした。
脳波計というアイテムは本当に便利だと思いました。
Muse用のアプリには非対応
当然といえば当然かもしれませんが、いちおう確認してみました。
やはり無理でした。
BrainLinkの端末を使ってMuseのアプリで脳波のデータを取りながら使用するといった使い方は不可能です。
なのでイケハヤさんが紹介しているようなMuseのアプリを使いたい人は普通にMuseを買う必要があります。
僕もMuseの瞑想アプリの仕様は素晴らしいと思います。
BrainLinkにも同じアプリがあったらいいな。。。
瞑想の効果
今、シリコンバレーを中心に瞑想が大ブームです。
日本でもマインドフルネス流行ってます。
元々は仏教の修行だったみたいですね。
今更ですが、瞑想の効果を紹介します。
人間って眠っていても脳は活動しています。
ストレスの多い現代ではちゃんと寝ていても脳が休まっていない事が多いんです。
そんな疲れた脳を休めるのが瞑想法の一つの目的です。
脳を休める以外にも以下の効果があります。
- 集中力が上がる
- 生産性が高まる
- 記憶力が高まる
- 不安が減る
- 睡眠の質が上がる
- ストレスが減る
脳波を整える習慣を持てばクリエイティブな作業も捗る
ブログを書いていていつも思うんですが、スラスラと書ける時とそうでない時があります。
ブログに限らずクリエイティブな作業を効率よく行うには、良い脳波を保つ工夫が必要だと思います。
MuseやBrainLinkなどの脳波計はそういった用途にぴったりなガジェットです。
結論:買ってよかった
説明書に説明不足な点がある事を除けば、Macrotellect社製のBrainLink Lite V2.0は素晴らしい製品だという事がわかりました。
皆さんの参考になりましたでしょうか?
Museがいいか、それともBrainLinkのほうがいいか?
僕はMuseのほうは使っていないのでどちらがいいとは言えません。
それでもBrainLinkは日本語に対応している分だけ、Museよりも使いやすいと思います。
現在この脳波計を様々な用途に活用しています。
今後、こういった脳に関連したデバイスが増えてくる事は間違いないです。
あなたも興味があったら使ってみるべきです。
自分の脳波を知る事、それは自分自身を知る事あり、やがては人生を変える力になるでしょう。
コメント
MacroTellect社の日本の販売代理店の合同会社ホープトラストの森と申します。
今回はBrainLink LITE V2.0をお買い上げいただきありがとうございます。
レビューの中に「説明不足」という感想が有りましたが、それはまず「最初に読んでください」の説明書の事でしょうか?
本来「並行輸入」で買われている方にはこの日本語の説明書は付きません。これは当社が作成したものです。
もともとこの機器は「BrainLinkアプリ」から進めていけば、このアプリ自体からだけでBluetooth接続が何かを知らなくても接続できるようになって簡単なゲームが試せるようになっているものです。
Bluetooth接続が出来る方は、説明書も読まず直ぐに接続試行して、「繋がらない・接続しない」との初期クレームが多くて、その為に、まず「最初に読んでください」の説明書を作成して入れています。
なので普通にメーカーが入れているような正式な説明書ではありません。
デバイス回りの知識のない方が、まず「日本語版BrainLinkアプリ」をインストールして起動してみて、画面通りに進めていけば「Bluetooth接続」が出来、アプリが使える様になります。という事の説明です。
日本人はせっかちでまずマニュアルを読みません。そのため問い合わせもマニュアル(最初の4ページ程)の説明書を読むと解決するように作成しました。
もしよろしければ「レビューの中の「説明不足」という感想が」を具体的に教えて頂けると幸甚です