3年くらい前から家のキッチンの蛇口の水漏れが気になっていました。
皆さんも経験あるかもしれません。ちゃんとレバーを下げて水を止めてあっても蛇口の先っぽからポタっ、、、ポタっと一定の間隔で水が落ちるやつです。
なぜ3年もこの状態を放置したかというと、業者に頼むのが面倒臭かったからです。
でも症状がそんなにひどくなかったので気になりつつも急いで調べなかったんです。
業者に頼む場合はクラシアンになるのかな?
いろいろ調べてみると必要の無い工事までされてバカ高い料金を請求される場合があるみたいですね。こちらのサイト様の場合はトータル4万以上払わされてますね↓
いくらなんでも4万も払いたくない!!
(フレキ作成って何?そんなんいらんやろ!)
そもそも交換用の材料にそんなに費用がかかるのか?
そんなに難しい工事が必要なのか?
そういう不透明な部分をクリアにするために自分で修理してみる事にしました。
で、自分で直してみたんですが想像してたよりもかなり簡単でした。
今回の記事では出来るだけわかりやすく解説しますので自分でやりたい人は参考にしてください。
シングル混合栓の水漏れを自分で修理する方法
蛇口には2種類ありお湯と水の開閉が別になってるタイプのものとシングルレバーで操作する混合栓タイプのものがあります。
近年ではシングルレバー式のものが多くなってきました。
僕の家のもシングルレバー式なのでそれを前提に書きます。
作業自体は簡単ですが手順はしっかりと押さえておきましょう。
そもそも何で水漏れは起きるのか?
ほとんどの場合、今回のような蛇口の先からぽたぽたと少しづつ落ちるタイプの水漏れでしょう。このぽたぽたの原因はカートリッジにあります。
カートリッジがあるからたった1つのレバーのみでお湯と水の両方を操作できるのですが、長年使っていると劣化してくるんです。だから7〜8年して水漏れするのは必然といえます。
結論から言うとカートリッジを交換すればいいんです。
僕の家を例に説明します。
メーカーはKVKでした。
カートリッジはこんな感じのものです↓
混合栓のメーカーと型番によって使用するカートリッジは異なります。
カートリッジはアマゾンや楽天で2,000〜3,000円ぐらいで買えます。
意外と安いでしょ?
結局のところ軽度の水漏れの修理にはそれぐらいしか費用がかからないという事です。
シングル混合栓のメーカと型番号を調べる
KVKの場合はこの部分の内部にカートリッジが装着されています。根元よりもちょっと上あたり。たぶん他のメーカーの混合栓でも同じでしょう↓
根元の裏側あたりにメーカー名と型番号の記載があるはずです。スマホのカメラで撮っておきましょう。この混合栓の場合は「KM828JGIJ」というのが型番号になります。
メーカーと型番号がわかったらそのメーカーの公式サイトに行きます。
ウチのはKVKなのでここ↓
で、そこで型番号に合ったカートリッジがどれになるか調べるんです。
KVKの場合は「シングルレバーカートリッジ対応機種一覧表およびカートリッジ識別表」というPDFファイルを用意してくれています。
これを見るとKM828に対応するカートリッジは「PZ110S」だという事がわかります。
さっそくそれをAmazonで調べてみた↓
約2,500円と想像してたのよりも安かったです。ギフト券使ったんで実質的に現金の消耗はゼロで済みました。専用の道具もあったほうが修理がやりやすいという事なのでついでに買いました。また他の蛇口が壊れた時に使えるし。
この2つは混合栓の上部ちょうどカートリッジを覆っている部分をとり外す時に使います。よく似た工具がある場合は必ずしも買う必要は無いです。
修理の手順のイメージを動画で掴んでおく
さて、必要なカートリッジと工具が揃ったらいよいよ修理に取りかかりますが、失敗しないためにもまずはYouTubeの動画などでやり方をざっと見てイメージを掴んでおく事をおすすめします。
僕が参考にしたいくつか動画です↓
これらの動画を見れば専門の業者を呼ぶほど難しい作業ではないという事がわかるかと思います。自分でやれば費用はカートリッジ + 工具代でも5千円もかからないでしょう。
作業する前に止水栓を必ず締める
止水栓を締めずに混合栓を分解すると水とお湯が勝手に出てきてしまいます。
なので忘れずに必ず締めてから作業を行うようにしましょう。
位置は止水栓の真下、キッチンの場合ですと下の扉を開いた位置にあります。
お湯と水の2つの配管があります。
ほとんどの家はドライバー式の止水栓になっているかと思います。
マイナスドライバーで右に回して締めます。10年近く経っているとかなり硬くでなかなか回りません。なるべく1年に1回は回して硬くなるのを防いだほうがいいという事を今回学びました。
さて、もし硬すぎて回らない場合はどうすればいいか?
それを知りたい人は前回書いた以下の記事を参考にしてください↓
止水栓を締めたら次の作業へと進みます。
混合栓の上部を分解する
シングルレバーを外します。
メーカーや型によっては若干の違いはありますがだいたいやり方は同じです。
まずは上部に蓋のようなものがあると思いますのでそれを外しましょう。
小さなマイナスドライバーを使うといいでしょう。
この蓋も少し固着してるかも。
外しました↓
内部にネジが見えますね。これをプラスドライバーで回して外します。
プラスネジを外したらあとは上に引っ張るだけでレバーが外せるのですが、我が家ではここで問題が発生しました。なぜかいくら引っ張ってもとれない!!!なぜ?。。。
どうやら内部のどこかとレバーが固着しているようです。
仕方が無いのでこの後、無理矢理マイナスドライバーでこじ開けるようにして外しました。
ここが一番苦労しましたがなんとか取外せました。
その結果衝撃の事実が判明↓
レバーとカートリッジがガチガチに固着しているではないか!!!
いくら引っ張ってもビクともしない。。。
これをどうやって取り外そうか?
こうやって分離しました↓
上の穴にドライバーを差し込んでハンマーでガンガン叩く!
これで何とか固着したカートリッジをはずす事ができました。
レバーを外した直後の状態。10年近く経つと内部はだいぶ汚くなる。
軸の部分がレバーと固着してしまったためにはずす時にちぎれるように抜けてしまった。
さて、まだ内部にカートリッジ残っていますのでこれを覆っているカバーを外していきます。
ここで事前にAmazonで買って用意していた工具を使用します。持ってない人は他の工具で代用してもらって大丈夫です。
まずは下部の台座が動かないように固定する。この混合栓はKVKだからKVK専用の工具を使うとやりやすい。
この工具は台座の裏側あたりに穴があるのでそこに差し込む。
続いて先ほどの棒を左手で固定しながら上部をレンチで回す。
この部分もけっこう固くなっていました。
定期的なメンテナンスをおすすめします。
このスーパーモーターレンチはちょうどフィットして回しやすかった↑。
(アマゾンでベストセラー1位になっている。)
どうにかカートリッジを覆っている部分を取り外した。先ほどカートリッジからちぎれて抜けた軸の部分を元に戻してみた。本来はカバーを外した時にこんな感じになるはずです。↓
カートリッジを外した。3つの小さなゴムパッキンが上に残っているのでこれも取り除く。
↓
↓
新しいカートリッジを取り付ける。
新品はやっぱ綺麗ですね。
台座の出っ張っている部分とカートリッジの凹んでいる部分を合わせるようにして置きます↓
新しいのを置くとこんな感じになります↓
↓
後は先ほど取り外したパーツを元どおりに組み立てるだけ。
カートリッジを覆う部分を復元↓。
はずす時に使ったのと同じ工具で締める。
今度は右回しです。
レバーを取り付ける。裏側はこんな感じになっている。
カートリッジの軸をレバーの穴に合わせるようにして差し込みます。
今回購入した新しいカートリッジにはレバーを止める用のネジも付属していました。KVKのには付いてるようですね。前のは汚くなってるから新しい方に取り替えちゃいましょう。
↓
ネジの取り付け完了!新しいネジは綺麗だ。
↓
ネジ穴の蓋も元通りに装着。
↓
最初に締めた止水栓を元に戻す。開く時は左回しです。
↓
これで全作業が終了しました。
最後に動作確認しましょう。
異常なし!
正常に動作し止めた後の水漏れも完全に治っています。
カートリッジ交換後はレバーが若干重く感じますがこれは心配いりません。使っていくうちに徐々に解消されていきます。
まとめ
最後まで読んでくれてありがとうございます。
今回は自分でシングルレバー式混合栓の水漏れを修理する過程を出来るだけわかりやすく伝えようと思い記事を書きました。皆さまの参考になれば嬉しいです。
実際に自分でやってみてわかったのですが想像していたよりも簡単でした。
費用的にも想像していたよりも安く済みました。
工具の購入費用を含めると5,000円ぐらい。
でもAmazonアソシエイトでもらえるギフト券で全て賄えましたので実質的な負担はゼロです。
業者に頼むと何万もかかるけど自分でやると費用ゼロにできる。
節約は工夫次第ですね。
今後もこういった情報をどんどん書いていきます。
次回もお楽しみに!
ではまた!
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